賃貸物件でも登録文化財となることができる。実際に、吉原オーナーの経営する「冷泉荘」も2024年に登録文化財に認定された。築古で経営に悩んでいたが、リノベーションによる価値創造で、まちのシンボルとなっていった「冷泉荘」。ブランディングの一つに登録文化財は大きく役立っている。文化庁の調査官と、登録したオーナーとの掛け合いの形で、登録文化財がいかにブランディング・マネタイズにつながるかを深堀する。

会場:市況・トレンド
日時:26日(水)14:25~15:15


文化庁
文化財調査官

清永 洋平さん


2004年、独立行政法人奈良国立文化財研究所研究員。07年から文化庁に勤務。12年から2年間、イタリアローマにあるICCROM(文化財保存修復研究国際センター)でプロジェクトマネジャーとして勤務。現在は登録部門で登録有形文化財(建造物)の登録などを担当。専門は都市史・建築史。


吉原住宅有限会社/株式会社スペースRデザイン
吉原住宅有限会社 代表取締役
株式会社スペースRデザイン 代表取締役

吉原 勝己さん


1961年、福岡市中央区清川生まれ。九州大学理学部卒業後、旭化成医薬で臨床研究を17年間行う。2000年、老朽ビルによる経営危機の吉原住宅を継ぐ。以来、03年博多区「山王マンション」から賃貸リノベーション事業に取り組む。ビルの再生過程で人のつながりが生み出されることに着目し、経年優価「ビンテージビル」の概念を確立。賃貸住宅の課題を社会課題解決事業ととらえ、その象徴、博多区上川端の築66年「リノベーションミュージアム冷泉荘」は文化発信・地域交流の拠点となり、12年、「第25回福岡市都市景観賞 活動部門」を受賞。24年、「国登録有形文化財」に戦後RC民間賃貸として国内初の登録。


吉原住宅、廃虚再生の現場を視察

※全国賃貸住宅新聞の過去記事から講師に関わる記事を掲載しています。一部記事は有料会員限定で公開されています。


※こちらは展示会の来場登録です。セミナーは出入り自由のため、席の予約は受けておりません。セミナーを聴講する場合は、来場登録の上、開始時刻10分前までに、「賃貸住宅フェア」会場内のセミナースペースにお越しください(席数に限り有)

【お知らせ】
前列!有料特別席。今年も販売いたします。詳しくは、イベントペイにてご案内しています。
効率的な会場回りに、どうぞ、ご利用ください。
1日目:26日(水)2日目:27日(木)